豊漁期待、良い年に 氷見魚市場初市 ひみ寒ぶり1338本
氷見魚市場の初市は4日開かれた。荒天の影響で一部の船が出漁を見合わせたものの、「ひみ寒ぶり」1338本が水揚げされ、新年から競り人の威勢のいい声で港が活気づいた。5年ぶりに初市式が行われ、関係者が能登半島地震から再起し、より良い1年にすると誓った。 ひみ寒ぶりは、本格的なブリシーズンを告げる「寒ぶり宣言」が11月20日に出て以降豊漁が続き、今季は開市28日間で過去最速の5万本を達成。累計は5万5448本となった。4日はひみ寒ぶりのほか、スズキなども並んだ。 大漁祈願祭に続いて行われた式で、氷見漁協の山崎弘善副組合長が「地震からの復興復旧については追いついていない。漁協一丸となって乗り越え、良い年にしたい」と述べた。 氷見魚仲買商業協同組合の釣吉範組合長があいさつし、菊地正寛氷見市長、堂故茂参院議員が祝辞を述べ、氷見漁協の中村孝幸販売課長の音頭で三本締めした。