夜空彩るちょうちんと花火 埼玉・秩父に師走を告げる日本3大曳山祭
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されている埼玉県秩父市の秩父神社の例大祭「秩父夜祭(よまつり)」が3日、大祭を迎え、きらびやかに飾りつけられた2基の笠鉾(かさほこ)と4基の屋台の山車が、夜遅くまで市内を巡った。 【写真】複数の山車を花火が彩った=2024年12月3日午後9時40分、埼玉県秩父市、友永翔大撮影 国の重要無形民俗文化財で、京都の祇園祭、飛驒の高山祭とともに日本3大曳山(ひきやま)祭にも数えられる。 午後8時ごろから、山車が傾斜角約25度の急坂「団子坂」を「ホーリャイ、ホーリャイ」の掛け声で次々と駆け上がり、市役所前の「御旅所(おたびしょ)」に集結。夜空に打ち上がる花火とともに最高潮を迎えた。(深津慶造)
朝日新聞社