トヨタ新型「ランクルe」登場は? 新型「ジムニーe」は白紙に? 本格「フレームSUV」の課題とは… 悩みは「Gクラスe」が解決?
ジムニーEVやランドクルーザーSeコンセプトで気になっていた“4WDローレンジ”問題ですが、このクルマではミッションにローレンジモードを付けるということで解決しました。 さらに前後アクスルに疑似デフロック機構を備え、ICE車のGクラスと同じようなメカニズムの状態を作り出しています。 さらに4モーターの特性を活かして、「Gターン」という機能を設定しています。 これは無限軌道車のように片輪だけを動かすことで、その場で円を描くようにターンができるというものです。 最大2回転までという制限付きですが、こうした機能は4モーター4WDならではと言えます。 このように、BEVではクロスカントリー4WDは実現できないのではという疑念を、G 580 with EQ Technologyは見事に払拭し、現実のものとしました。 しかし、メルセデス・ベンツの技術力、そして2000万円を超えるプライスのクルマだからこそできたのではないかとも言えます。 果たしてジムニーという車格だと、どのようなBEVになったのでしょうか。それはそれで興味は尽きないところです。 また、“絶対に生きて帰れる”が命題のランドクルーザーが、果たしてどのようなメカニズムのBEVで登場するのか、果たして価格はいくらになるのかも気になるところです。
山崎友貴