レッドブルF1代表、尾を引く女性問題に「苦情は却下された。それでおしまい」自身を貶めようとする何者かの”策略”よりもレースに集中
レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、女性従業員に対する不適切行為疑惑がかけられているが、自身を陥れようとする者たちの“意図”によってチームや家族が惑わされることはないと語った。 【ハイライト】今年も強い!王者フェルスタッペンが盤石の走りで圧勝!|F1 2024開幕戦バーレーンGP 決勝 ホーナー代表はF1チームを所有するレッドブル社によって実施された彼の行動に関する調査をキッカケに、F1界で巻き起こっている論争の渦中にいる。 レッドブル社は独自調査を終了し、ホーナー代表が潔白だったと発表したが、問題は解決していない。バーレーンGPの週末には、匿名アドレスからF1関係者に送られたEメールによって、問題の中心となっている証拠の一部が公開され、この問題が引き続き注目の的となっているのだ。 こうした中、レッドブル・レーシングに所属するマックス・フェルスタッペンの父であるヨス・フェルスタッペンは、ホーナー代表が現職に留まればチームが“分裂”する可能性があるとして退陣を求めていることを示唆するコメントも見られている。 ここ数日の動きは、2005年のチームの創設以来チームを率いてきたホーナーを代表から引きずり下ろそうという一派が、その姿を現してはいないとはいえ、F1界にいることを示している。 しかしホーナー代表は当然疑惑を否定し、自身を失墜させようというプレッシャーがかかっていることを認識する一方で、それに気を取られるつもりはないと明言する。 「誰だかは分からないが、どのような意図でこのようなことをしているかについてはコメントするつもりはない」 バーレーンGPの後にホーナー代表は次のように語った。 「私の焦点はこのチーム、家族、妻、そしてレースをすることだ。私は素晴らしい家族、素晴らしい妻、素晴らしいチームに支えられている。チーム内のみんなにもね」 「私の焦点はレースをして、レースに勝つこと、そして自分にできるベストを尽くすことだ」 ホーナー代表は、メディアからの厳しい視線やストレスに晒され、その中で道を切り開いていくのは楽しいことではないと認めている。 「もちろん、求めていない注目を集めるのは嬉しいことではないが、今はマシンに集中している」とホーナー代表は続ける。 「私が全集中を注いでいるのは、コース上で何が起きているかだ。そして(バーレーンGPの)結果は、チーム全体がどこに集中しているのかを示していると思う。そして我々は前進するのだ」 バーレーンGP決勝日にホーナー代表は、妻のジェリ・ハリウェルと共にパドックを歩き、レッドブル社の共同オーナーであるチャルーム・ユーウィッタヤーと肩を組んでグリッドに並び、家族や親会社との強い繋がりを強調した。 この状況についてホーナー代表は、次のように語った。 「チーム内や社内から多大なサポートを受けた」 「レースをすること、シーズンのスタート、そして可能な限り最高の形でシーズンをスタートさせる1日だった」 「ドライバーたちは素晴らしかった。チームも素晴らしかった。そしてチームにとっても、パートナーにとっても、株主にとっても、グループ内の全ての人にとっても、最高のスタートだった」 そしてホーナー代表は、レッドブル社の調査によって潔白が証明された以上、自身がレッドブルのチーム代表に留まることに“絶対的な”自信を持っていると明言した。 「独立したKC(弁護士)による完全かつ長い内部プロセスは完了した」とホーナー代表は説明した。 「提起された申し立ては却下された。それでおしまい。次に進むのだ」
Jonathan Noble
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