2ゴールを挙げたL・ディアス (C)Getty Images

現地時間21日、イングランド・プレミアリーグは第5節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにボーンマスを迎えた。 前節、ホームでノッティンガム・フォレスト相手にまさかの黒星を喫したリヴァプール。ホームで連敗をするわけにはいかず、逆転勝ちを収めたチャンピオンズリーグのミラン戦でベンチスタートだったルイス・ディアス、ヌニェス、ロバートソン、さらにはGKのケレハーを先発で起用した。またキエーザがリーグ戦では初めてベンチ入りを果たした一方、遠藤が今季初めてベンチ入りメンバーから外れている。 最初にチャンスを作ったのはボーンマス。4分、カウンターからクライファートがドリブルで運び、エリア内右からシュート性のクロスを入れると、ゴール前に詰めていたセメニョが滑り込んで押し込みボーンマスが先制したかに思われたが、これはVARの結果、オフサイドによりノーゴールとなった。 試合が動いたのは26分。コナテのロングパスに対し、GKケパが飛び出すも、落下地点に入ったL・ディアスが体を入れてトラップ。そのまま無人のゴールに流し込み、リヴァプールが先制に成功する。 さらに28分、右サイドを駆け上がったアレクサンダー＝アーノルドがカットインしてエリア内左にラストパス。受けたL・ディアスがGKケパとの1対1を冷静に沈め、あっという間に点差を2点に広げてみせた。 リヴァプールの勢いは止まらず、37分にはコナテのロングパスをヌニェスが頭で逸らすと、サラーがダイレクトで右サイドのスペースにパスを送る。ここに走り込んだヌニェスがペナルティーエリア手前右から左足を振り抜くと、カーブのかかったコントロールシュートがゴール左へと吸い込まれ、リヴァプールが3-0とリードを広げた。 後半もリヴァプールのペースで試合が進み、ボーンマスはなかなか一矢報いるチャンスを作ることができない。 61分にソボスライを下げてカーティス・ジョーンズを投入したリヴァプールは、72分にL・ディアスとヌニェスに代えてガクポとキエーザを投入。キエーザはこれがプレミアリーグデビューとなった。 すると78分、コナテのロングパスをエリア内に走り込んだキエーザが落とし、フラーフェンベルフのリターンを受けてシュートを放つが、これは右のポストに阻まれた。 キエーザの初ゴールはお預けになったものの、チームはGKケレハーの好守もありボーンマスの攻撃陣をシャットアウト。アディショナルタイムの4分間でも失点を許さなかったリヴァプールが、ホームで3-0と完勝した。 ■試合結果 リヴァプール 3-0 ボーンマス ■得点者 リヴァプール：L・ディアス（26分、28分）、ヌニェス（37分）