藤井聡太7冠が返り咲きを目指す叡王戦とは 16人による一発勝負の勝ち抜き戦
藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が返り咲きを目指す、将棋の第10期叡王戦本戦トーナメント1回戦がスタート。 【写真】今年の初戦も藤井聡太7冠は「初手お茶」 藤井7冠と増田康宏八段(27)の一戦が8日午前10時から東京・JR千駄ケ谷駅前に移転した新将棋会館で始まった。先手後手を決める振り駒の結果、歩が3枚出て、藤井が先手、増田が後手と決まった。 藤井は昨年6月、第9期叡王戦5番勝負で伊藤匠現叡王との同学年対決に2勝3敗で敗れ、初めてタイトルを失った。同時に8冠から7冠へと後退した。伊藤叡王減り挑戦権を争う今季の叡王戦は、本戦からのスタートとなる。 このタイトル戦はまず段位別の予選を行う。四、五段各1人、六、七段各2人、八、九段各3人の勝ち上がり12人(狩山幹生四段、黒田尭之五段、本田奎六段、黒澤怜生六段、戸辺誠七段、大橋貴洸七段、斎藤慎太郎八段、阿久津主税八段、増田、鈴木大介九段、木村一基九段、豊島将之九段)と、前期保持者の藤井、前期ベスト4の青嶋未来六段、糸谷哲郎八段、永瀬拓矢九段の4人の計16人が一発勝負で挑戦権を争う。