ポスト・スマホ、Apple Vision Pro対応の新時代アプリを開発! 空間コンピューティングとは
業界の仲間が語る山口征浩の素顔
「最高の仲間が自然と集まる愛される狂人」圓窓 代表取締役 澤円 「山口さんとは起業家の集まりで知り合いましたが、不思議なことを本気で話していて、清々しい嫉妬を感じました。『XRコンテンツをつくる』という発想ではなく、『人類の超能力を解放する』という壮大な企みは、私を含めた多くの人の心を摑み『普通の人生なんて退屈かも』とまで思わせてくれます」 Madoka Sawa 実業家。元マイクロソフト伝説マネージャー。プレゼンに関する著書多数。 「世の中を変える変人と確信しています」VRアーティスト せきぐちあいみ 「VR業界の展示会などで山口さんとご一緒する機会が多くあるのですが、どの国の方の人から見ても、山口さんは変人だと思います(笑)。でも、未来のビジョンを語ると全員が納得して興味を抱く瞬間を何度も見てきました。目先のことに惑わされず、グローバルにこの業界を開拓してくれる方だと信じています」 Aimi Sekiguchi 世界各国でVRパフォーマンスを披露。NFTオークションで作品が1300万円で落札。 「好きを突き詰める変態! エネルギーに圧倒されます」映画監督 松本准平 「飲み仲間のまささんは、創業当時から催眠術の研究をしていて『監督も催眠の勉強くらいしといたほうが演出のためにええやろ』と、毎晩、飲みながら催眠術の勉強をさせられました(笑)。まささんの、信念を貫いて突き進む力は並大抵のものではない。そして、仲間が困っていたら絶対に駆けつける情の深い男です」 Jumpei Matsumoto 主な作品に『車軸』、『桜色の風が咲く』、『最後の命』などがある。
山口征浩の3つの信条
1.失敗も、炎上すらもすべて“おいしい”と考える 挑戦することは失敗の連続。マイナスなことも“すべては経験”と考えるようにしている。「創業当初、倒産の危機に陥った時も、『最前列でこんな状況を体験できるのはおいしい。ドラマの主人公みたいだ』と言ったら、役員陣にはすごい目で見られました」 2.成功しそうな人とではなく、輝いている人と仕事をする ベンチャーは一緒にやっていく仲間が重要。賢い人、要領がいい人、いろいろな人がいるが、“輝いている人”と仕事をするようにしている。「成功するかは、運もあると思うんです。ですから、やりたいことがあって、活き活きしている人と仕事をしたいですね」 3.変わっていることを恐れず偏愛を誇る 留学した際あまりに貧乏で、半年間、同級生の家に居座って家賃を浮かせたことも。「さすがに最後は、『いい加減にしろ』と追い出されましたが、周りは思っているほど自分のことなんて気にしていない。周りの評価を気にしている時間がもったいない」 山口征浩/Masahiro Yamaguchi 1977年大阪府生まれ。26歳で上場企業の経営を経験し、31歳で渡米。MITでエンジニアリングを学ぶ。2016年Psychic VR Lab(現・STYLY)を創業。2017年3D作品を制作しシェアできるアプリ「STYLY」を開発し500万DLを突破。2024年、AVP対応版の「STYLY for Vision Pro」をリリースする。
TEXT=設楽幸生