暗殺計画? 三浦翔平演じる伊周が狙う逆転劇…厄災エンドレスな道長に声援も【光る君へ】
吉高由里子主演で『源氏物語』の作者・紫式部(ドラマでの名前はまひろ)の人生を描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。9月8日放送の第34回「目覚め」では、いろんな心配事を抱える藤原道長が、命がけの解決法に打って出ることに。そしてライバル・伊周の不憫さと、物騒な一発逆転の行動が話題となった。 ■ 凶事が続くなか道長は…第34回あらすじ 大勢の僧侶を引き連れて上京した興福寺別当・定澄(赤星昇一郎)は、大和守と揉めている件について、速やかに陣定をおこなうよう道長を脅迫。道長がそれを突っぱねると、翌日僧侶たちが御所まで押しかけ、まひろが仕える中宮・彰子(見上愛)も避難するほどの騒ぎに。定澄と面会した道長は、興福寺が出した4つの訴えのうち、3つを却下。しかし定澄は「1つでもこちらの望みが通ったならば上出来」と、不敵に笑って去っていった。 しかしこの騒ぎ以降、藤原斉信(金田哲)や藤原道綱(上地雄輔)の屋敷が立て続けに火事になり、一条天皇の皇子・敦康親王(渡邉櫂)が病にかかるなどの凶事が続き、道長が望む彰子の懐妊の気配もなかった。道長は国家の安泰と男子誕生を祈願するため、金峯神社まで御岳詣(みかげもうで)に行くことを決意。それを聞いた藤原伊周(三浦翔平)は平致頼(中村織央)と組んで、道長を襲撃する計画を立てるのだった。
定澄 VS 道長の駆け引き「現代でも見たことある」
前回のラストで勃発した「屋敷を焼き払い奉る」定澄 VS「やれるもんならやってみな」道長くんの対決の続きからはじまった第34回。定澄は道長の家ではなく、職場である大内裏に押しかけるという強硬手段に。やむなく交渉に応じた道長くんだけど、定澄の要求のほとんどをはねのけつつ、1つだけは「申文を再提出してね」ということで、なんとか事態を収めることに成功。辣腕政治家だった父・兼家(段田安則)を想起させる風格で、道長の成長を見せつけるシーンとなった。 SNSでも「くう~! 道長くん政治家~!!!」「道長くん、根は三郎なのに、曲者相手にこんな胃が痛くなる政の交渉ばっかりなの、しんどいねぇ」などの称賛といたわりの言葉が寄せられたが、一方で定澄についても「無理なA案B案出して、マシなC案はとり敢えず検討させる、とかは現代の仕事の取引でもよくあるよな」「計算高い坊主めw」など、そのしたたかさに感嘆する声もあった。 さらにそのあと、道長がまひろの元を訪れて、割と無茶な頼み事をするに至っては「道長くんが癒やされたいがためにまっひーを宮中に置いてるようにしか見えん」「お仕事で心が疲れたから、まひろと会話してライフ回復しようとしてます?」「道長くんよかったな、しょっちゅうまひろちゃんに弱音を吐きに来られて。噂になっているからほどほどにな」などのツッコミが入っていた。 ちなみに定澄、このあと道長50歳記念の法会を仕切ったりするようになるので、道長とはきっちり和解したと思われる・・・という余談を記しておく。