国会本会議のタブレット使用は「品位」に欠ける? DX推進の玉木氏「時代遅れの百点満点よりも、未完成でもトライアンドエラーすべき」
これに玉木氏は「ひろゆきさんの言うように、国会は儀式・プロセスだから、そういう儀礼をこなしていくことは大事。しかし、国権の最高機関で唯一の立法機関だ。使えるものは使って、良い議論をしている、深い議論をしていると思ってもらえるようにしていきたい」とした。 日本では現在、67議会(47都道府県+20政令市)のうち、10議会で本会議でのタブレット使用が可能(うち4議会が外部通信機能を禁止)となっている(2019年時点)。 玉木氏は「国の基準に基づいて総務省が通達を出しているので、国ができないと地方もできない。ただ、解釈が明らかになって総務省から示され、一部の地方では本会議でもできるようになっている」と説明。
福岡市のDX化に関わっているひろゆき氏は、「民間だと、99%大丈夫なら1%の人には泣いてもらおう、が許されるが、政治は許されない。残り1%の救済方法まできちんと考えないと前には進めない」と、役所の対応に触れる。 玉木氏は「どうしても後追いになってしまうが、これだけ早い時代の中で、データメンタリティがすごく大事だと思っている。時代遅れの百点満点よりも、未完成でもトライアンドエラーでやってみて、ダメなら変える。厳格性が求められる国会だが、アジャイルな対応も必要なのではないか。特に野党側はどんどん提案していって、仕掛けていくのが仕事だと思っている」と意欲を示した。(『ABEMA Prime』より)