富士山の登山規制 山梨県が入山管理料や規制時間など静岡県と足並みがそろうよう条例改正へ 長崎幸太郎知事が表明
富士山の登山規制について山梨県が入山料や規制時間などを改正すると明らかにしました。静岡県と同等の規制になる見通しです。 これは19日の定例会見で山梨県の長崎幸太郎知事が 明らかにしたものです。 長崎知事: 「保全協力金を廃止して通行料と一本化したうえ、1人1回4千円に引き上げたいと考えております」 山梨県によりますと、改正案ではこれまで任意で 徴収していた保全協力金を廃止したうえで通行料を現在の2000円から4000円に引き上げる方針です。 また、5合目に設けられたゲートの閉鎖時間を午後2時に2時間前倒すことも示されました。 富士山の規制に関しては、静岡県も先週午後2時以降の入山規制や、1人4千円の入山管理料徴収などを含む骨子案を公表していて、山梨側と静岡側で規制の足並みがそろう見通しになりました。 鈴木知事は山梨側の改正案について「入山料の額や夜間の規制時間で足並みがそろうのは望ましいこと」とコメントしました。 山梨県では、20日地元関係者との協議を行ったうえで方針を決定し、2025年2月の県議会に条例の改正案を提出する方針です。