16歳の草木ひなの、初の五輪切符…東京「金」の四十住さくらも2大会連続出場が確実
【ブダペスト=井上敬雄】アクションスポーツのパリ五輪予選シリーズ(OQS)第2戦は23日、ブダペストで最終日が行われ、スケートボード女子パーク決勝が行われ、5位に入った16歳の草木ひなの(スターツ)が獲得ポイントにより初の五輪出場を確実にした。準決勝で敗退した東京五輪金の四十住(よそずみ)さくら(第一生命保険)も2大会連続での五輪出場が確実となった。
決勝は既にOQS第1戦で代表を確実にしていた東京五輪銀の開心那(ひらきここな)(WHYDAH GROUP)が3位、13歳の長谷川瑞穂が4位だった。
草木は茨城県出身。日本選手権は2021年から3連覇中で、国際舞台にデビューした23年は9月の中国・杭州アジア大会で金メダル、10月の世界選手権で銀メダルを獲得していた。荒々しさを残しつつ猛烈なスピードで滑る姿から「鬼姫」の異名をとり、高さのあるエアトリックを武器にしている。
四十住さくらは和歌山県出身。東京五輪で初代女王となった後も23年2月の世界選手権で銅メダルなど活躍。同年に右膝後十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負ったが、復活を果たした。コースの縁(リップ)を使った多彩なトリックや、女子には珍しいアレンジを加えた滑りが特長。