小祝さくらが今季2勝目で生涯獲得賞金7億円超え 女子ゴルフのモンダミン杯最終日
女子ゴルフのアース・モンダミン・カップ最終日は24日、小祝さくらが3バーディー、2ボギーの71で回り、通算16アンダーの272で今季2勝目、通算11勝目を挙げた。 【写真】「これはヤバイかなって…」ティーショットを放つ小祝さくら 雨で順延を繰り返し、〝5日目〟の予備日を使った月曜日決戦。小祝は「ショットの調子が悪く、これはヤバイかなってと思った」と。1番から6ホール連続でショットを曲げた。3番でボギーが先行し、6打差あった貯金は一時、2打差まで縮められたが、自らの〝技〟で流れを変えた。 14番(パー5)、右ラフからの3打目、ピンまで100ヤードを58度のウエッジ。「100ヤード以内のショットはよかった。ラフからでもフェースを開き、軌道を変えてて、出しやすくした」と4メートルに付けて初バーディー。続く15番(パー3)は15メートルをねじ込む連続バーディー。あまり道具を変えない小祝が、5月上旬に新パターを導入。「自分の感覚に合った」。クラブ選択の〝目利き〟もさすがだ。 今季2勝目(ツアー通算11勝)優勝賞金5400万円を手にし、生涯獲得賞金も7億円を超えた。同日、海外の全米女子プロ選手権で山下美が2位タイ。パリ五輪代表が濃厚になり「日本で一緒に戦ってる美夢有ちゃんだし、応援してた。すごい」と賛辞したが、自らの4年後は? 「ゴルフをやってるか、わかんないので…」。最後はいつもの〝天然〟ぶりで笑わせた。(清水満)