先発し、力投した上野由岐子

◆ソフトボール　▽ニトリＪＤリーグ　プレーオフセカンドステージ　戸田中央メディックス埼玉　１―３　ビックカメラ高崎（１０日、神奈川・等々力球場） 　プレーオフ・セカンドステージが行われ、東地区２位のビックカメラ高崎が同３位の戸田中央を３―１で下し、上位４チームが進むダイヤモンドシリーズに進出を決めた。 　今季レギュラーシーズン３試合に先発した４２歳レジェンド・上野由岐子が先発マウンドを託され、７回１失点で完投勝利を収めた。最速１１７キロの真っすぐ、ライズボールやチェンジアップなど多彩な球種とコースを広く使った投球で力投した。３―０の６回に相手の５番・糟谷舞乃に中前適時打を浴びたが、７回を１失点で勝利に貢献した。 　打っては４回に打線がつながり、無死二、三塁から２１年東京五輪金メダルの４番・内藤実穂（みのり）三塁手が右前適時打で先制。続く５番炭谷遥香捕手のレフトへの犠牲フライで１点を加えた。５回には先頭の１番・藤田倭が左越えソロで追加点を挙げ、投打がかみ合ったビックカメラ高崎がまず１勝をつかんだ。 　ダイヤモンドシリーズの準決勝では、東地区１位の日立と対戦する。昨季はダイヤモンドシリーズ決勝でトヨタ自動車に敗れており、２季ぶりの王座奪還を狙う。