小倉智昭さん 死去5日前に医師が「治療の手立てがない」と宣告…「膀胱がん」が骨盤・腰椎などに転移
フジテレビ朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」などでキャスターを務めた小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが9日に死去したことが10日、正式に発表された。77歳。死因は「膀胱がん」だった。 【写真あり】10月に集まったばかり…古市憲寿氏や伊藤利尋アナらと自宅で笑顔の小倉さん 所属事務所は「2016年に膀胱がんを患って以来、長期にわたり闘病生活を送ってきました。2018年に膀胱を全摘出したものの、2021年に肺に転移。根治を目指し様々な治療を行ってきましたが、2023年に腎盂(じんう)がんが見つかり同年12月に左腎臓を全摘出しました」と長きにわたる闘病を明かした。 「その後、入退院を繰り返しながら治療に励んでいましたが、先月に入り強い腰痛を訴え検査したところ、骨盤、腰椎および髄膜に転移がみられました。今月に入り体調が急変し、昨日家族に見守られながら自宅にて息を引き取りました」と最期を伝えた。 フジテレビの軽部真一アナウンサーは、10日の「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)で小倉さんの訃報を伝えた。その際、「小倉さんなんですが、今月4日に病院で治療の手立てがない、との宣告を受けたそうです」と説明。「そして、2日後の6日に自宅に戻り、奥様の看病のもと過ごされていましたが、昨日午後、息を引き取った、ということなんです。舌鋒鋭い小倉節、そしてそこには常に優しさがあったと思います。生涯、現役を貫いた小倉さんでした」と明かしていた。 小倉さんは1970年に東京12チャンネル(現テレビ東京)に入社。競馬実況などで活躍する姿が故大橋巨泉さんの目に留まり、スカウトされる形で76年にフリー転身。TBS「世界まるごとHOWマッチ」などに出演し「1秒間に18文字の原稿を読める男」として脚光を浴びた。99年からフジ「とくダネ!」の総合司会を担当して“物言うキャスター”としてお茶の間の人気を博した。