ミスチルとコラボも!話題の姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」
「スカパラさんを意識して作った曲です」
M7:雄叫び もも:チャラン・ポ・ランタンの曲をスカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)さんにアレンジしてもらいたいねって話していて、コラボできるということになってスカパラさんを意識して作った曲です。 小春:そうですね。一緒にやるって決まってから作りました。「9人の男たち」って歌詞に入れてもいいくらい(笑)高校生のとき、ブラスバンド部でスカパラをカヴァーしていて、テナーサックスでGAMOさんの真似をしていたので、思い出のある人たちとこうやって一緒にやる日がきて胸が熱くなりました。 もも:しかも自分が作った曲を。 小春:そうなんですよ。 もも:ビデオも一発取りで、3テイクしかなかったんですけど。 小春:スカパラさんが広島のクアトロでワンマンをやる日に撮ろうということになって、そのサウンドチェックとリハをしている間の30分だけお借りしてその一瞬で。全員が動きも抜群なパフォーマーなので、特に練習もなく雰囲気でいけました。カメラマンの人は緊張したかもしれないけど。失敗できないーって(笑) もも:かっこよかったですね。 小春:ぜひフルで見てほしいです。ショートバージョンがYouTubeに上がっていますが、あのあとがヤバイんですよね……。
Mr.Childrenのバンド「ヒカリノアトリエ」と
M8:かなしみ 小春:Mr.Childrenのバンド「ヒカリノアトリエ」とレコーディングをするということになって、ミスチルの人たちが先にスタジオに入ってアレンジを「僕たちでちょっと詰めてみるね」といろいろ練ってくださって。「夜中までかかっちゃった、すごい楽しかった」と。そのできたてほやほやの音を聴いたとき、デモ音源(アコーディオンと姉の自分の声)とあまりにも違って……。今回のアルバムでは、初めて自分たちの曲をさまざまな人たちにアレンジをしてもらったのですが、「かなしみ」以外の曲はなんとなく予想できる感じに仕上がってきたんですが、「かなしみ」という曲は予想しないで楽しみにしておこうという気持ちもありましたが、ぜんぜん違う印象で。ここまで自分の楽曲が遠くにいってしまったという感じは初めてでした。できあがりを聴いて、私たちの曲と真正面に向き合ってくださっているバンドのみなさんを感じられたので、売らないとまずいと思いましたね(笑) もも:レコーディングは「ヒカリノアトリエ」に私で9人。歌撮りも同じ日で、最初に「このバンドで歌いたい」と言ったときや「かなしみ」ができあがった時にもわかってなかったわけではないんですけど、アレンジのデモを聴いたときに初めて事の大きさに気づいたというか、“これは私の歌にかかってる。どれだけ歌えるのだろうか”と思って緊張して。でもスタジオに入ったら空気も柔らかくて優しい方々なので、すーっと歌えました。肩に力入ってた思うんですけど(笑) 桜井さんのコーラスがほしいということになって、桜井さんも「やってみようか」って私の声にのっけてくださって……なんだか不思議な気持ちになりました。ミスチルさんが参加してくれたから、ヒカリノアトリエに私が入れたからという意味でも特別な曲になったんですが、「かなしみ」という曲自体が私たちにとって大事な曲というか、今だから生まれた、歌えた曲だなって改めて感じています。