ミスチルとコラボも!話題の姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」
「逃げ恥」オープニングテーマ「進め、たまに逃げても」など
ミスチルとコラボも!話題の姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
サーカス音楽や大道芸をルーツに不思議な世界観で惹きつけるエンターテイナー「チャラン・ポ・ランタン」。ヴォーカル(唄)の妹・ももとアコーディオンの姉・小春による姉妹ユニットだ。Mr.Childrenの桜井和寿の目に留まり、小春が昨年、ミスチルのツアーに参加したことがきっかけで生まれた「かなしみ」(ミスチルと小春含むツアーメンバーからなるバンド「ヒカリノアトリエ」がアレンジ・演奏を担当し、桜井がコーラスとして参加)や、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のオープニングテーマ「進め、たまに逃げても」などが入ったニュー“ほぼ”フルアルバム「トリトメナシ」が1月18日にリリース。3月には「毒島ゆり子のせきらら日記」でドラマデビューを果たしたももが一人芝居に挑戦。6月からホールツアー2017「唄とアコーディオンの姉妹劇場」を行うことも決まった。大阪では7月9日に大阪市中央公会堂(北区中之島)で開催。大阪を訪れた2人にチャラン・ポ・ランタンのこと、ニューアルバムについてなど語ってもらった。
目指してきた世界観とは?
──はじめまして。大阪にいらっしゃい。まずはお二人のことを教えてください。 もも:はじめまして。チャラン・ポ・ランタンのヴォーカルのももです、妹です。姉とは5歳離れています。歌い始めたのは16歳のときです。小春さんは7歳からアコーディオンをやっていて活動していたんですけど、歌ものの曲を作ったのがきっかけで(歌わないかと)誘われて、そこからチャラン・ポ・ランタンがぬるっと始まりました。 小春:えっと、姉です。7歳のときに、サーカス(「シルク・ドゥ・ソレイユ」のアレグリア)のアコーディオン弾きを見てアコーディオンが欲しくなって、サンタさんにお願いしたときからアコーディオンを弾いています。昨年の12月で20年。大道芸人になるのが夢で、高校の17歳のときに(東京都が認める)大道芸のライセンス(ヘブンアーティスト)を取って活動するようになり、21歳くらいで歌ものを作ったきっかけで、家に暇そうなのがいたので誘って、そこからチャラン・ポ・ランタンやってます。 ──2009年に実家の部屋で成り行きで結成だそうですね。名前の由来は? 小春:その名前にしたのは姉の私です。もともと「すっとこどっこい」とか「おっぺけぺー」みたいなのが好きで、「ちゃらんぽらん」という名前が好きだったので、リズムが好きでつけたっていう感じですね。あとは「イヴ・モンタン」みたいに聴こえたらいいなと。 ──フランスが好きなんですか? 小春:アコーディオンをやっていると、ミュゼットとかシャンソンとかフランスで流れている音楽が必然的に好きになるというか……ロシア民謡とかも好きなので。まあ、テテンテテンテンていうリズムの名前だったら何でもよかったんです(笑) ──目指してきたのは、どういう世界観ですか? 小春:私がやりたいものをやるって感じで。サーカス音楽が好きってところから始まったので、クレズマーとかバルカン半島の音楽をやっているサーカス団 の音楽がもともと好きなので、ヨーロピアンな音楽や東ヨーロッパの民謡をカヴァーしたり。 もも:サーカスの全体的な雰囲気の影響を受けている感じかな。