通園バス園児置き去り事件を受け義務化の「バス安全装置」全国初 WiFiを活用した置き去り防止装置
滋賀県野洲市の通園バスできょうからWiFiを活用したバス内での子供の置き去りを防ぐ装置の運用が国内で初めて始まりました。 通園バスを巡ってはおととし9月、静岡県牧之原市の認定こども園で当時3歳の子どもがバスの中に置き去りにされ死亡する事件などを受け、政府が去年4月から全国の通園バスに安全装置の設置を義務付けました。 こうした中、京都府に本社がある村田製作所はおととし11月から滋賀県野洲市と子どもの置き去りを検知する装置の実用化に向けて実証実験を行っていました。 装置の仕組みはこうです。運転席と後部座席の上にWi-Fiの送受信機を設置、運転席とバスの後部に設置されたWiFiの送受信機をつなぐ電波が車内で動くものを検知する仕組みになっているということです。 検知した際にはブザーが大きな音で鳴るほか、園職員らのスマートフォンに知らせるということです。