柄本佑「光る君へ」放送終了で “道長ロス”「本当に寂しい。それだけ濃厚に現場に携わっていた」
NHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原道長役を演じた俳優の柄本佑が12月21日、都内で1stフォトブック『1(いち)』(講談社)受注開始記念会見を行った。 【写真】“TASUKU” と描いてあるバースデーケーキに大喜びの柄本 柄本初の著書で完全受注生産となる同書は、本人が「俳優人生でもうこれ一冊じゃないかな」と語るプロジェクト。柄本たっての希望で写真家・森山大道と荒木経惟による撮り下ろしで撮影され、衣装も自ら準備し、撮影場所にもこだわるなど約2年以上かけて制作された。1月20日まで受注受付を行い、全冊に本人の直筆サインとシリアルナンバーを入れて届ける。 16日に38歳の誕生日を迎え、サプライズでバースデーケーキを贈られた柄本は「ありがとうございます! すごい、“TASUKU” って書いてある」と大喜び。出版を控えた今の気持ちを「本当に出るんだなと不思議な感じ。始まりは出版社の方に “どなたか撮ってもらいたい人はいますか” と聞かれ、森山先生と荒木先生の名前を出して、本当に実現していただいただけで大変なご褒美。きっと皆さんに写真を見て驚いてもらえると思いますし、特殊な作りになっているので楽しんでいただけるかなと思う」と表現した。
撮影中のエピソードを「荒木先生はスタジオに衣装を2種類持って行って、そこに僕の人生との因果関係を含ませていたら、とても楽しんでくださって予想より長く撮影していただけた。森山先生には新宿という街で撮影していただいて、僕自身が中学・高校と新宿に入り浸っていて、少年・青年時代を過ごした地で森山先生に撮影していただいたのはものすごく刺激的」と明かし、 自身で点数をつけるとしたら「100点でいいんじゃないですか。やっぱり人生で一度しか出さないものだと僕は思っていて、森山先生と荒木先生に撮っていただけただけで僕の中では100点。こうやって実際に本という形になって、制作にも携わって120点行っていると思う」と自信を見せた。 今年一年を振り返ってという質問には「『光る君へ』な一年。撮影期間中はほぼ『光る君へ』という作品しかやっていなかったので、この間オンエアが全部終了して非常に寂しい気持ちでいっぱい。オンエアやイベントが終わって “そうかスタジオに行く必要もないのか” “共演する方とお会いすることもないのか” と思うと本当に寂しくて。こんな寂しくなる現場というのはなかなかなくて、すごく特別な一年だったし、それだけ濃厚に現場に携わっていたんだなと思う」と感慨にひたっていた。