【一問一答】「“へなちょこ”ばかりが出ている」田中真紀子氏が総裁選をぶった斬る!進次郎氏は「なってもらっては困る」忖度なしの大胆提言、全て見せます!
■女性首相誕生の可能性も、「性別は関係ない。5.4%の議員からも推されないのはお粗末」と一蹴
―――初の女性首相が誕生するのではないかといわれていますが、どう思われますか? 私は、女性とか何とかは全然関係なくて、雌雄(しゆう)関係ないと思っています。 また、20人の推薦人といいますが、自民党は衆参で369人ぐらいいて、その中の20人といえば100%のうち5.4%です。それっぽっちの人から推されないような人たちが「やりたい」と言うのは、どうかと思います。 ―――20人すら集められずに四苦八苦している人はダメ、ということですか? 集められないというか、皆から推されないと。40~50人から。お粗末です。
―――立憲の代表戦については、どう考えますか? また古い顔ばかり出てきていますね。 新しい人は、当選1回。1年生が代表を務められますか?民間企業で、新入社員が「俺、社長になる」と言ったら「はい」と言うんですか?「はい」と言われたのは、女性だからじゃないですか? その証拠に、江田憲司さんが「自分のほうが党内で票があったけど、女性とバランスを取るという党是からして女性候補がいなければいけないから、僕は譲ります」と言って、握手しておられました。 女性だからといって、甘えてはダメですよ。1年生は無理、男でも女でも無理。
■「金権政治」といわれた田中角栄元首相 娘・真紀子氏が語る「政治とカネ」問題
―――今回、岸田首相が総裁選に出なかった大きな要因として、自民党の「政治とカネ」の問題がありました。真紀子さんのお父様・田中角栄氏は「金権政治」といわれていましたが、今の「政治とカネ」の問題をどのように解釈されているのか、お聞かせいただけますか? 当時は、「三角大福中(三木武夫・田中角栄・大平正芳・福田赳夫・中曽根康弘)」などといわれていました。三角大福中の時代だと、自分に投票してもらうために、どの候補もお金を配って「選挙応援」とか「ポストに」とか、そういう取引が絶対あったと思います。 そして最後は、「角福」でした。今と違って角福は大変違っていて、福田さんは「緊縮財政」・父は「積極財政」、福田さんは「台湾派」・父は「中国派」で、外交も内政も、政策が全く違っていました。どちらも、長いこと大蔵大臣をやり、幹事長をやって、要職があって、「戦後の日本をどうしたいか」という天下国家論があったんです。 そこで二人で決選投票をして、うちの父が勝ったら、福田さんがおっしゃったのが、「角さんは金で勝った。あいつは金権だ」と。そしたら、マスコミやおバカさんたちが「そうだ、そうだ」って。 でも、ご自身は配ってないんですか?福田さんから貰ったと言っている人、いっぱいいますよ?負けた人が、負け惜しみでそういうことを言います。皆、やっているんですよ。 今もそれをやりたいけど、それが出てこないから、なかなか「私は誰を推します」と言わない、ずるっこいのがいっぱいいるんです。
■「これで刷新なんかされますか?」初の“派閥なき”選挙も、真紀子氏が聞いた裏話とは―
―――今回は、麻生派以外は事実上派閥がない状態での、初の総裁選びだといわれています。ご覧になっていて、本当に派閥なき選挙になりそうですか? そんなことないでしょ。野党だって、小沢先生とお話ししましたけど、後ろでそういう方たちが動いています。一番後ろには森さんがいるのか知らないけど、菅さんや麻生さんがいて、小沢さんも。昔の自民党の古い人たちが相変わらずやっているんですから、これで刷新なんかされますか? (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年9月9日放送)
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