冬の天候見通し 日本海側の降雪量は平年並みか多い予想 昨シーズンより厳しい冬か
気象庁は24日(火)、冬(2024年12月~25年2月)の天候の見通しを発表した。気温は全国的にほぼ平年並みの見込み。ただ、冬型の気圧配置が強まる時期があるため、冬の降雪量は北・東・西日本の日本海側では平年並みか多くなりそうだ。
予想される海洋・大気の特徴と天気
ラニーニャ現象の発生する可能性が高いことなどで、上空の偏西風は中国付近では北に、日本付近ではやや南に蛇行する見込み。シベリア高気圧は南東側への張り出しがやや強い時期があり、東・西日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期がありそうだ。なお、北日本の日本海側を中心に、低気圧の影響を受けやすい時期もある見通し。
【参考】昨年の冬(2023年12月~24年2月) 昨年の冬は冬型の気圧配置が長続きせず、2月を中心に南から暖かい空気が流れ込んだ時期があり、気温は全国的にかなり高かった。ただ、気温の変動が大きく、12月中旬後半~下旬前半にかけてと、1月下旬に冬型の気圧配置が強まり、寒気が流れ込んで日本海側で大雪となった所があった。2月上旬には南岸低気圧の影響で、東日本の太平洋側を中心に平地でも大雪となった。