発射を見ようと町は熱狂!ロケット打ち上げ予定も...無念の延期に「残念」「またチャレンジして子どもに夢を与えてほしい」 新たな打ち上げ予定日は『3月13日』
和歌山県串本町にある民間ロケット発射場で3月9日に予定されていた小型ロケットの打ち上げ。直前に無念の延期となりましたが、発射の瞬間を見ようと町は熱狂しました。 【写真で見る】日の出前だがすでに人の姿…打ち上げ予定日の午前5時半ごろの「橋杭岩」
午前5時半 「橋杭岩」付近にはすでに多くの車
まちのシンボル「橋杭岩」。まだ日ものぼらない真っ暗な午前5時半ですが、車内で夜を明かしたのでしょうか、すでに多くの車が並びます。その後、夜が明けて、カメラマンたちが集まってきました。みなさんのお目当ては? (名古屋から)「どうしてもロケットと橋杭岩を入れて写真を撮りたかったから」 ロケットと橋杭岩。素敵な写真は撮れるのでしょうか。 ところ変わって、ロケット発射場から約2kmの場所にある見学場(旧浦神小学校※和歌山・那智勝浦町 田原海水浴場※和歌山・串本町)。オープンすると続々と多くの人がやってきます。 (大阪から)「(JAXAの発射場がある)種子島に行きたかったんですよ、本当は。それがなかなか難しいから、関西では。ここができてもう絶対行きたいと思いました」 (大阪から)「関西でロケットが上がると思わなかった」 (大阪から)「子どもたちに見せてあげたくって」 5000人を収容できる2か所の見学場はわずか2日でチケットが完売する盛況ぶりです。中には、こんな人も。 (大阪から)「(Q立派なカメラですね?)ロケットを撮るのが好きです。2月に種子島も行ってきました。体に響くというか、しびれます」 2月17日には鹿児島・種子島宇宙センターでのH3ロケット打ち上げの様子を撮影していたそうです。 (大阪から)「興奮しますね。見ている人みんな興奮してました。(Qきょうは何時ごろ家を出た?)午前2時半ぐらい。眠たいです」 気合の入り具合が違います。
発射時間が近づくにつれ高まる熱気 遠方から見に来た人も
見学場には地元の土産店など出店ブースも設けられ、ロケット関連の商品が並びます。地元の串本古座高校3年生の雑賀和さん。この日のために考案したメニュー「カレーまぜそば」を販売します。 (串本古座高校3年 雑賀和さん)「これまで2年間の時間を使ってみんなで考えてきたものなので、おいしいと言っていただけるようなまぜそばを作ろうと思います」 果たしてうまくいくのでしょうか?