アニメーションだからこそ想像を必ず越えていく―― 「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」の魅力を紐解く特別映像
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ初となる長編アニメーション映画「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」の特別映像が公開された。神山健治監督ほかスタッフ陣のナビゲートにより、本作の魅力を紐解いていく。 【動画】「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」特別映像 実写3部作の大ファンを公言する神山監督は、本作の話が舞い込んだ時、原作者のJ・R・R・トールキンが作り上げた世界観をいかにしてアニメーションに落としこむかをまず考えたという。 実写3部作の脚本、そして本作の製作&脚本を手掛けたフィリッパ・ボウエンは原作の「指輪物語 追補編」に登場するヘルム王とヘルム峡谷のエピソードにずっと魅了されていたそうで、シリーズを通してのキーポイントとなる本シーケンスの映像化にあたり、白羽の矢が立ったのが日本アニメーションの第一人者・神山監督であるのは必然なことであった旨を説明する。 神山監督がシリーズを通してのスタッフ陣からも信頼を置かれている様子が窺える現場の雰囲気も映し出され、さらには実写3部作の監督を務めたピーター・ジャクソンと神山監督の仲睦まじい姿も収められている。 本作のアニメーションは、日本の製作スタジオ「Studio Sola Entertainment」のトップクリエイターたちの手により全て手描きで作り上げられた。手描きというクラシカルな手法について、神山監督は「手描きのアニメーションを一般の観客が観たときに、無意識に感じるすごさある」とこの製作方法がもつ特有性を説明。ボウエンも「『ロード・オブ・ザ・リング』すべてのファンに観てほしい。アニメーションだからこそあなたの想像を必ず越えていく」と、アニメーションと、あの“中つ国”の世界が見事に融合し作り上げられた、唯一無二の映画体験ができる本作に太鼓判を押している。 あわせて“手描きアニメーション”のこだわりが詰まった場面写真もお披露目された。誇り高き騎士の国ローハンの騎馬隊の軍勢を映し出した圧巻のカットや、オークの手に渡った”金色の指輪“、主人公ヘラ(CV:小芝風花)と彼女の兄で第二王子のハマ(CV:入野自由)がそれぞれの愛馬に跨りながら何かを見つめる姿、角笛城の上空を優雅に飛行する大鷲の姿、実写と見間違うほどの美麗な夜空に輝く銀河と建造物など、本作を象徴するシーンの数々が切り取られている。 「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」は12月27日全国公開(吹き替え・字幕版を同時公開。一部劇場をのぞく)。通常版のほか、ラージフォーマットのドルビーシネマ、4D、IMAXでも上映される。