物価統計にらみの日本株市場で堅調な値動き期待の3銘柄
猛暑が続く日本列島。株式市場もいささか夏バテの様相を呈している(写真:ブルームバーグ)
7月7日の東京株式市場は、アメリカの金融引き締め長期化が懸念される中、6月の雇用統計発表を目前にしてリスク回避の売りが優勢となった。また、上場投資信託(ETF)の分配金捻出のための換金売りへの警戒も強まった。日経平均株価は前日比384円安の3万2388円と4営業日続落した。 日経平均の日足チャートが7月6日に25日移動平均線を割り込んだことで、来週(10~14日)は上昇一服感が出て、買い手控えが予想される。また短期的には、ETFの分配金拠出に伴う売りへの警戒が続きそうだ。ただ、アメリカの主要経済指標が追加利上げ懸念を後退させるような内容となった場合は、東京株式市場でも押し目買い意欲が高まりそうだ。 来週の日経平均の想定レンジは3万2100~3万2800円とする。
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冨田 康夫