【台風10号】1日午後にも熱帯低気圧へ 土砂災害に厳重な警戒を(静岡県)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
東海道沖で停滞している台風10号は1日午後にも、熱帯低気圧に変わる見込みです。ただ県内には暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続き、引き続き、強い雨や土砂災害に警戒が必要です。 8月31日も県内では激しい雨が降り、先月26日の降り始めから1日午前5時までの降水量は、伊豆市天城山で919.0mm、静岡で728.0mmを観測しています。この雨で牧之原市では、市内の川が氾濫する危険性があるとして一時、緊急安全確保を発表しました。 また、静岡市清水区のエスパルスドリームプラザでは施設の一部が浸水し、従業員などが排水作業に追われました。施設は台風の影響を考慮しきょうは臨時休館を決めています。 さらに31日午後5時前、静岡市駿河区根古屋では土砂崩れが起き、イチゴを栽培するビニールハウスなどが土砂に流されたとみられています。静岡市によりますと、人的被害は確認されていません。 気象台は、これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいるため、土砂災害や河川の増水・氾濫に警戒するよう呼びかけています。 そして、交通機関の影響です。JR東海によりますと、東海道新幹線は8月31日に続き、三島~名古屋間の上下線で終日運転を取りやめています。東京~三島間については安全の確認が取れた為、午前10時頃から運転を再開しています。また1日午前11時現在、2日は始発から通常通り運行する予定です。