【祝20周年】ミュージカル『テニスの王子様』が時代を超えて愛される理由とは?今牧輝琉・山田健登・高橋怜也「できない自分に負けない」
ミュージカル『テニスの王子様』シリーズ(以下『テニミュ』)は、昨年で20周年を迎える、長い歴史を誇る2.5次元ミュージカル。原作は人気漫画『テニスの王子様』。キャストの卒業と代替わりを繰り返しながら、現在は『テニミュ』4thシーズンが上演されている。 【画像】今牧輝琉・山田健登・高橋怜也の貴重な3ショット【ほか14枚】 今回は、『テニミュ』4thシーズンより越前リョーマ役・今牧輝琉、手塚国光役・山田健登、跡部景吾役・高橋怜也の3名にインタビュー。2024年5月から始まるミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン Dream Live 2024~Memorial Match~への意気込みや、『テニミュ』の持つ魅力について語ってもらった。
『テニミュ』に出演する前は「キツそう」「大丈夫かな」
──『テニミュ』シリーズは20周年を迎える、長い歴史のある2.5次元ミュージカルです。そもそもみなさんが『テニミュ』を初めて知ったのは、いつごろなんでしょうか? 今牧輝琉(以下:今牧) 『テニミュ』という名前も、原作漫画の『テニスの王子様』のことも、気づいたときには当たり前のように知っていました。なので、明確にいつなのかは正直わからなくて。 山田健登(以下:山田) 僕は、『テニミュ』3rdシーズンで赤澤吉朗を演じていた中尾拳也さんが同じ九州出身ということもあり、もともと知り合いで。中尾さんが『テニミュ』に出るという話を聞いて、初めて舞台の存在を知りました。輝琉と同じく原作は以前から知っていたので、「すごい! あの『テニスの王子様』だ!」と驚きました。 ※赤澤吉朗の「吉」は土に口 高橋怜也(以下:高橋) 僕はもともと原作漫画がかなり好きで、ゲームもやったりしてたんです。その流れで、実際に観たことはなかったですが、『テニミュ』の存在も知ってはいました。原作を最初に知ったのは、学生時代に一番仲がよかった親友に勧められて。アニメも観ていました。 ──では、実際に生で『テニミュ』を初めて観たときはどんな印象を抱きましたか? 山田 出演が決まったときは、DVDで過去作を観ました。最初に観たのは、テニミュ1stシーズンのミュージカル『テニスの王子様』The Imperial Presence 氷帝 feat. 比嘉。そのときの感想としては……キャストのみなさんが舞台上で走り回っていて、体力的に大変なのかもって。大丈夫かなと思ったんですが、ふたを開けてみたら僕は(役柄的に)あんまり動く方ではなくて、安心しました(笑)。 高橋 あはははは! 手塚だからね(笑)。 ──数ある作品の中でも、『テニミュ』1stシーズンの関東氷帝公演を選んだ理由はなんだったんですか? 山田 いろいろありますが、歴代の手塚役を思い浮かべたときに、城田 優さんの存在が自分の中で大きかったんです。なので、まずは城田さんが出ている公演を観てみたいと思いました。 今牧 僕が最初に『テニミュ』を観たのは、まだオーディションを受けている段階。コロナ禍で「#おうちでテニミュ」という過去公演を配信する企画があって、それで初めて観ました。僕、映画とかは途中で飽きちゃうタイプなんですが、おもしろくて没頭して。めちゃくちゃ越前リョーマを演じたい!と思いました。 高橋 僕は『テニミュ』のオーディションを受ける前に、『テニミュ』1stシーズン、2ndシーズンのDVDを複数作観ました。いろんな公演を続けて観て感じたのは、各シーズンや公演で演じている人が違っても、みんなちゃんとキャラクターになっていてすごいなと。原作ファンだった僕から見て、漫画でもアニメでもないけど、しっかり『テニスの王子様』だと驚きました。