米制作会社「核心に迫る」 元通訳・水原一平被告の“巨額詐欺”ドラマ化の計画
日テレNEWS NNN
大谷翔平選手から巨額な金をだまし取ったとされる元通訳・水原一平被告の事件について、テレビドラマ化する計画が進んでいることがわかりました。手がけるのは、アカデミー賞受賞作を生みだしているアメリカの制作会社です。 ◇ 主役は大谷選手と水原被告、どちらなのでしょうか。 約26億円もの巨額の“大谷マネー”がからんだ事件について、アメリカで急浮上したのがテレビドラマ化の計画です。ドラマ化を発表したのは制作会社ライオンズゲート。映画『ラ・ラ・ランド』など複数のアカデミー賞受賞作を世に送り出し、その実力は折り紙付きです。
“スター選手”と“専属通訳”として、公私にわたり、ともに歩んできた2人の6年間。その2人の関係を一変させたのが違法賭博事件です。ドラマのプロデューサーは「私たちは核心に迫ります。富と名声にひそむ信頼と裏切り、そして罠の物語です」とコメントしています。 世界中に衝撃が走った今回の事件。水原一平被告は、銀行詐欺と虚偽の納税申告、2つの罪に問われていて、大谷翔平選手の口座から無断で、違法なブックメーカーに送金していたとみられています。 そして9日、新たに「歯の治療費」として大谷選手から約930万円をだましとったということも判明。複雑な事件がドラマでどこまで描かれるのか、大谷選手や水原被告の役を誰が演じるのか、いまのところ発表されていません。 ◇ その水原被告は、事件では最長で禁錮33年が科される可能性がありましたが、アメリカ司法省は銀行詐欺と虚偽の納税申告の2つの罪について、水原被告が罪を認める司法取引に合意していると発表しました。これにより量刑はどうなるのでしょうか。
元連邦検事 エディー・ハウレギ弁護士 「言い渡されるであろう量刑は、4年9か月から5年11か月の範囲。そこから増やすか減らすか、中間にするかだろう」 かつて金融犯罪を扱った元連邦検事は、大幅に減軽され、数か月以内に量刑が言い渡されるとの見方を示しました。