【海外】戦闘機のようなホワイト&グレー!CBR1000RR/CBR600RRの2025年カラーがカッコイイぞ
ホンダは北米に向けて販売しているスーパースポーツ「CBR1000RR」「CBR600RR」の2025年モデルを発売した。採用された新色はCBR1000RRにホワイト、CBR600RRにグレーというシックなグラフィックだ。 【画像】CBR1000RR/CBR600RRの2025年モデルをギャラリーで見る(4枚) 文/Webikeプラス 編集部
排ガス規制前のSSは北米で生存中
CBR1000RRはホンダが2019年まで国内導入していた、「ファイヤーブレード」のペットネームでも知られたスーパースポーツ。2004年に発売された初代はMotoGP参戦機・RC211Vからの技術フィードバックにより、ユニットプロリンクサスペンションや、市販車初となる電子制御式ステアリングダンパーHESD(Honda Electric Steering Damper)など、意欲的な設計が盛り込まれていた。 その後は何度もモデルチェンジを重ねつつ、国内最終型となった2019年モデルでは海外仕様同様のエンジン出力192PS/13,000rpmを発揮。最新ワークスマシンのエンジン出力制御システムや電子制御スロットルの搭載、ABSとトラクションコントロールの最適化により、ハイパワーと扱いやすさを同居させるリッタースポーツの筆頭として君臨した。しかし、2020年にはCBR1000RR-Rへフルモデルチェンジを果たしたうえ、国内では令和2年排出ガス規制に適合しないことから、既に販売は終了している。 2003年に登場したCBR600RRも、MotoGPマシンのフィードバックを受けたミドルスーパースポーツとして長く人気を保ったモデルだった。こちらは2013年を最終とし、CBR1000RR-Rとリレーションしたデュアルヘッドライトのスポーティーなカウルを装備し、エンジンは78PS/12,000rpmを発揮。そして一足早く生産を終了している。こちらは2020年にフルモデルチェンジを果たして復活。外見が大きく変わったほか、ライドバイワイヤや5種類のライディングモード、IMU車体制御といった最新の電子制御システムを満載して、現行ミドルスポーツ屈指のレーシーなモデルとして存在感を放つ。 いずれも国内ではもはや新車購入ができないスーパースポーツの雄だが、北米ではまだまだどちらも現役。今回新たに2025年モデルも登場した。注目したいのはそのカラーリングで、GPマシンをイメージした「グランプリレッド」が印象的だった両モデルながら、CBR1000RRにはパールホワイトが、CBR600RRにはディープパールグレーがそれぞれ新登場。さらにABSの搭載/非搭載も選択が可能で、CBRファンにとっては大変うらやましい仕様だ。国内導入の可能性はないが、ジェット戦闘機を思わせるモノトーンのグラフィックは刺さるライダーも多いだろう!
同時発売のCBR650R/CB650RにはE-クラッチ仕様が登場
CBR1000RR、CBR600RRと共に北米で発表されたモデルの中には、国内で先行した「E-クラッチ」モデルも新登場。採用機は日本と変わらず、CBR650RとCB650Rとなる。カラー、仕様も国内同様だが、アメリカではどういった評価を受けるのか注目していきたい。
Webikeプラス編集部