佐野玲於が語る中村海人との“一触即発”ダンスバトルの裏側 「あの場で本気のケンカなんて…」
――さらに若い人へのすそ野も広がっているのでしょうか 僕は比較的デビューしたのが早くて12年くらいになるんですけど、他のグループのメンバーから「昔、イベント行きました」とか「ライブ行ったことあります」ってちょこちょこ言われるんです。あと、僕のダンスレッスンを受けたことのある子がデビューして有名になっていたりして。この前も韓国に行ったときにRIIZEというグループの日本人メンバーの子が、「ずっと会いたかったです」と声をかけてきてくれました。そうやって直接言ってもらえるのはうれしいですよね。「そうなんだ」という発見になるし、それをきっかけに別の機会でまたご一緒できたら素敵じゃないですか。自分のやってきたことが少しは人のためになっていたんだなって思えるし、グループは違ってもアーティストとしてのつながりを感じます。 ■肩書きにとらわれ過ぎないようにしたい ――佐野さんにもダンス活動での転機のようなものはありましたか 愛知から東京に出てきたことです。僕は小学2~3年生のときに東京に来たのですが、東京に来ていなかったらそもそもダンスを始めていなかっただろうし。そう考えると高校のときに今の事務所から声をかけてもらうこともまずなかったと思うので。ダンスからこの世界に入り、今は俳優などもやらせていただいているので、人生何があるか分からないです。 ――今年6月にGENERATIONSはメンバー編成が変わり、デビュー12年目で新体制となりました。今後、目指していく方向性や、まもなく30歳を迎える佐野さん個人としての目標などについて教えてください ダンス&ボーカルグループの肩書きにとらわれ過ぎないようにしたいです。もちろんボーカルとパフォーマーが軸にあるのは間違いないのですが、「ダンス&ボーカルグループってこうだよね」みたいな固定概念に当てはめなくていいと思っています。なんていうか、「○○っぽい」っていうのはグループの良さにならないし、結局は「○○の方でいいや」って流れちゃう気がするんです。僕らはダンス&ボーカルグループとしては年齢も中盤に差し掛かってきたので、強みを活かすフェーズなのかなって思います。