佐野玲於が語る中村海人との“一触即発”ダンスバトルの裏側 「あの場で本気のケンカなんて…」
今、ダンス&ボーカルグループは“戦国時代”とも呼ばれている。そんななかで注目されているグループの一つ、GENERATIONSのメンバー佐野玲於さん(28)は、ダンスパフォーマーとしてだけでなく、役者としても存在感を放っている。グループは今年6月からメンバー編成が変わり、新たなフェーズに突入。役者としても、先週から放映開始のドラマ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』(ABEMA)に出演し、1作目に続き主要な役をこなしている。海外ロケで得た知見や、ダンスパフォーマーとしての自身の立ち位置、方向性などについて30歳という節目を前に聞いた。 【写真】佐野玲於さんの写真をもっとみる ――ドラマの制作では、タイ・バンコクで1カ月半撮影されたそうですが、日本との違いや海外ロケならではのハプニング、ギャップなどを感じることはありましたか キャストもスタッフもタイの方が大勢いて、むしろハプニングだらけでした(笑)。日本にはないルールなんですが、タイでは基本的に12時間しか撮影ができないんです。だから、「撮りきるぞ!」って空気がすごかったのですが、タイの人は就業時間に敏感で、昼休憩でランチの時間が押しそうになると日本人と違ってすごく態度に出すんです。それでタトゥーだらけの現地のいかつい囚人役の人がイライラした雰囲気を出したりしていて(笑)。文化の違いを感じました。 ――収穫も多かった制作現場だったようですね 現場は肩の力が抜けた空気感でしたが、仕事をしている間は皆さんすごく高い熱量を持って最高のものを作ろうと頑張るし、それでいてちゃんと仕事を楽しんでいる。こういうのは日本も見習わないといけないなと思いました。考え方もポジティブで勉強になることが多かったです。 作り上げたものも想像以上のクオリティーで、一緒に撮影しながら驚かされました。スタッフさんも演者さんも、タイのエンタテインメントのレベルの高さを知りました。たくさんの刺激をもらえたので、GENERATIONSとしても機会があれば行きたいですし、東南アジアに進出したいという意欲も湧きました。