【マリーゴールド】風香「ジュリアさんが抜けるのは寂しいけど、DREAM☆STAR GP2024で新たな流れが生まれる気がします」
――プロレスに限った話ではありませんが、コンディション管理は大事ですよね。ところで若手だと田中きずな選手やビクトリア弓月選手が「私がSareeeを倒す!」と宣言しました。 風香:すごく勢いがありますよね。キャリアで考えたら今の活躍ってとんでもなくすごい。きずなちゃんが2023年4月、弓月ちゃんが2023年11月デビュー。 でも、マリーゴールドでは智香と皇希が2024年5月デビューで2人の後輩になるみたいなんです。 そうなると、智香と皇希が先を走っているように映る。酷だけど、この世代はもう一段階上のレベルにならないと抜け出せないんだなって感じます。 ――きずな選手と弓月選手には厳しいですね。 風香:厳しいですか(笑)。それだけ黄金世代ってことですね。 ――ジュリア選手が抜けることで、マリーゴールドのメンバー一人一人がレスラーとして自立しようと、もがいているように感じます。 風香:ジュリアさんが抜けるのは寂しいけど、抜けることで新たな流れが生まれる気がします。 彼女はリング上だけではなく、外に向けての発信力も絶大なカリスマだったから、正直私は不安も大きいですよ。 でも、ジュリアさんが旗揚げ戦でケガをして欠場している間、(ロッシー)小川さんが「ジュリアが渡米した時の準備」として、いろんな取り組みで底上げしてくれました。 小川さんが「イケる」と言っているので、その言葉を信じて私もやるべき育成をしっかり頑張ります。
――精神的な支柱であるジュリア選手の海外挑戦、他の選手はどのように受け止めていますか? 風香:残されたメンバーは寂しい気持ちもありつつ、「チャンスだ」という気持ちの方が強いと思う。 「次にマリーゴールドを引っ張るのは自分」という選手が多いのが心強いです。 今までのプロレスの歴史で、“誰かがいなくなったら誰かが育つ”というのをずっと見てきました。 だから小川さんや選手たちが前を向いてる以上、私も不安は消して次のエースが誰になるか楽しみにしたいと思います。 翔月なつみ、松井珠紗、桜井麻衣も虎視眈々と狙っていると思いますよ。 リーグ戦って実力はもちろんですが、コンディション、持久力、いろんなものが揃っていないと勝ち抜けないので、この期間は日常生活から緊張感があります。 誰にでもチャンスはあるし、逆に誰もが危機でもある。例えば、熱が出て週末の連戦を欠場したらそれだけで巻き返せなくなる。リーグ戦は夢があるけど、怖いです(笑)。 ――ジュリア選手が「残った選手たちが必死になってやってくれる」と話してくれました。 風香:ジュリアさんがいなくなるタイミングで「DREAM☆STAR GP2024」が開催されるのは運命なんじゃないかと思います。 小川さんがタイミングを合わせたのかもしれないけど、出場するレスラーにとって明確に抜け出す絶好のチャンス。 たぶんニュースやSNS等で伝わってる以上に、みんな燃えていると思いますよ。