ハト派的日銀、さらなる円安への道開くとアナリスト-160円の可能性
(ブルームバーグ): 日本銀行が26日の金融政策決定会合でほぼ現状の政策内容を据え置いたことについて、市場関係者はハト派的な動きと見ており、さらなる円安につながる可能性が高いとアナリストやストラテジストらは指摘した。
一部のストラテジストは1ドル=160円まで円安が進む可能性があると予測。他のストラテジストは信用スプレッドが拡大する可能性を指摘している。日本の通貨当局による為替介入の可能性が高まったとの見方も多い。日銀の植田和男総裁は午後3時30分から記者会見する。
市場関係者の見方
●ブルーエッジ・アドバイザーズのカルビン・ヤオ氏
●野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジスト
●あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト
●サクソ・キャピタル・マーケッツの為替戦略責任者チャル・チャナナ氏
●フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッド
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券の六車治美チーフ債券ストラテジスト
●三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジスト
●みずほ証券の大橋英敏チーフクレジットストラテジスト
--取材協力:Ruth Carson、Winnie Hsu、テソ由美、Ayai Tomisawa、酒井大輔、田村康剛、日高正裕、山中英典、船曳三郎.
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Marcus Wong