Jフロント社長に小野氏、48歳 若返りで若年層取り込み
大丸や松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングは30日、小野圭一常務(48)を社長に昇格させる人事を発表した。好本達也社長(67)は取締役兼執行役に就く。3月1日付。主力の百貨店事業などで改革に一定のめどが付いたことから若返りを図る。 中核子会社の大丸松坂屋百貨店の社長には、同社の宗森耕二執行役員(49)が昇格する。小野氏とは入社同期。40代の幹部を経営の中枢に据える大幅な世代交代で、百貨店業界の課題である若年層の取り込みを目指す。 東京都内で30日開いた記者会見で小野氏は「リテール(小売り)を軸にプラスアルファの武器をつくる」と抱負を語った。