日本語の時代劇世界で成功、「将軍」上映会とトーク
京都ヒストリカ国際映画祭で8日、ハリウッド時代劇「SHOGUN 将軍」(全10話)の一部が京都文化博物館(京都市中京区)を会場に上映された。トークイベントでプロデューサーの宮川絵里子さんは「日本人のキャラクターを複雑な人格として丁寧に描いた」ことを作品の意義に挙げた。 戦国時代を舞台にした時代劇。動画配信サービス「ディズニープラス」のスターで配信され、米テレビ界最高の栄誉エミー賞で史上最多の18部門を制した。 【写真】 「SHOGUN」での経験を語る原田さん(京都市中京区で)
日本人俳優が日本語で演じる。第7話を担当した映画監督の福永壮志さんは「ほぼ日本語の作品が成功したのは感慨深い。非英語のコンテンツがチャレンジする道を開いた」と語った。映画祭プログラム・ディレクターの高橋剣さん(東映)も「太秦勢としては日本語の時代劇が世界の人たちに受け入れられたのはすごく大きい」と応えた。 続編について、宮川さんは「シーズン2の脚本をライターチームが書いている状況だ」と話した。