浜松で浜北万葉まつり 奈良・平安の宮中行事「曲水の宴」再現
浜松市は27日、万葉集の時代の文化に親しむ「第29回浜北万葉まつり」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜名区の万葉の森公園で開いた。奈良、平安時代の宮中行事「曲水の宴」を再現するイベントなどを繰り広げ、来場者は時代絵巻のような華やかな世界を楽しんだ。 貴族の衣装に身を包んだ地元住民らが庭園の岸に座り、水路に浮かべた杯が目の前を流れる前に即興の歌を短冊にしたためた。朗詠者が次々に披露した。常葉大フットサル部の学生が蹴鞠(けまり)を実演したほか、中学生以上から募集した短歌の優秀作品の表彰もあった。 万葉集に浜北地域ゆかりの歌が収められていることから、例年この時期に浜北万葉まつりを開いている。
静岡新聞社