小学生が親の職場見学「頑張っているからちょっと応援したくなった」仕事と育児の両立には家族の理解も不可欠 東京海上日動火災
東京海上日動火災保険は26日、社員の小学生の子どもを対象とした職業体験型プログラム「キッズプログラム」を開催した。 このプログラムの狙いは、社会や仕事の仕組みについて、普段の学校生活とは違った体験や知識を提供すること。 またそれだけでなく、子どもが親の仕事や働く環境について理解を深めることで、親が仕事と育児の両立を進めやすい環境作りを“家庭からも支えてもらう”という狙いもある。 この日は、18人の小学生が参加し、多くの社員が勤務中のフロアを見学した。 何台も並ぶパソコンと、それに向き合う大人たちの姿に目をキョロキョロさせながら、遠慮がちにフロア内を進む姿が印象的だった。 また、社員も入る機会は限られるという役員専用の会議室、さらには社長室を訪れ、明らかに緊張した表情で城田宏明社長と、事前に手作りした名刺を交換した。 母親が東京海上に勤務しているという小学生からは、「家では知らないお母さんが頑張っていたから、格好よかったよってほめてあげたい」との声が聞かれた。 また別の参加者は、「お母さんは早く帰ってきてくれるけど、お父さんは遅い時間に帰ってきたりする」と本音が漏れつつも、プログラムを体験して「仕事のことについて考えてみたら、頑張っているから応援したくなった」と話していた。 東京海上日動火災保険は、このプログラムについて、仕事と育児の両立環境の整備という視点に加えて、「各家庭での仕事に関する親子の会話が生まれ、社員が改めて仕事の社会的意義やパーパス(仕事をする上での個人としての目的・理由)を実感できる機会に繋げていきたい」とコメントし、今後も引き続き定期的に開催していきたいとした。