世界のガソリン需要、中国と米国のEV普及で24年は伸び半減:ウッドマッケンジー予測
英調査会社ウッドマッケンジーによると、中国と米国で電気自動車(EV)が急増したことにより、2024年は世界のガソリン需要の伸び率が半減するとみられる。 同社は、24年の世界のガソリン需要が1日当たり34万バレルの増加となり、23年の70万バレルから大きく減少して20年以降で最低の水準になると予測する。とくにEVの普及率が高い中国では、1日当たりの増加がわずか1万バレルにとどまる見込みだという。 国際エネルギー機関(IEA)は最新のリポートで、世界のEV需要は今後10年にわたって高い伸びを維持するとした上で、24年の世界のEV販売台数は1700万台となり、新車販売全体の2割を超えるとの予測を示した。国・地域別では、中国のEV販売が1000万台を超えて新車販売の45%を占め、欧州ではこの比率が25%に、米国では11%に達する見通しとなっている。 (36Kr Japan編集部)