続くキャベツ高騰 再び400円台に迫る 今夏の猛暑が育成に打撃か
キャベツが高騰している。農林水産省が24日に公表した野菜の価格調査(全国470店舗)によると、12月16日の週のキャベツの価格はキロ当たり393円。平年(過去5年)と比べると約3倍だ。 【写真】「孫にバイクを買ってやるはずが」畑から1玉500円相当のキャベツが盗まれた男性は嘆いた 7~8月は100円台で推移していたが、9月末に200円を突破、11月には300円を超え、最大417円まで上昇した。12月はいったん下落したが、再び400円に迫る勢いだ。 同省園芸作物課によると、8月から9月の高温と、10月の天候不順の影響により小玉傾向で、生育が悪く、出荷も2~3割少ないという。当面、今の状況が続くという。 JA全農いばらきの担当者によると、「猛暑の影響で初期生育が悪く、その後も球が大きくならないので製品になれない状況。それでも茨城では7~8割は出荷している。今のキャベツは高額だが、お金のためというよりも、契約先に納めないといけないという事情があるのかもしれない」という。(座小田英史)
朝日新聞社