ゴールデン・グローブ賞とオスカー賞の違いとは? 年始の開催に先駆け詳しく解説
ドレスコード
ゴールデン・グローブ賞は、ブラックのネクタイをドレスコードとして設けている。しかし、近年はその解釈の幅が広がっており、昨年は自己流のブラックタイファッションでレッドカーペットを楽しむ参加者が多く見られた。
オスカー賞は、元々白のネクタイをドレスコードとして定めていたが、俳優ガワー・チャンピオン(Gower Champion)が式典のプロデュースを始めた年から黒のネクタイへと変化。このドレスコードは今も存在しているものの、多くのゲストが自分のスタイルに合わせ、フロアレングスのドレスやタキシードなどを自由に着用している。さらにAMPASは、独自のサステナビリティ スタイルガイドを設けており、参加者にはビンテージやリサイクルアイテムを取り入れたルックを奨励している。
ゲスト
映画業界からノミネートされた俳優や製作陣などが参加するため、両アワードには同じ顔ぶれがそろうことが多い。
例えば昨年は、俳優のエマ・ストーン(Emma Stone)やマーゴット・ロビー(Margot Robbie)、キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)が両セレモニーに参加し、マーフィーはゴールデン・グローブ賞で男優賞を、アカデミー賞で主演男優賞を受賞。ストーンは、ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞を、アカデミー賞で主演女優賞を受賞した。
ゴールデン・グローブ賞はそのカテゴリーの多様さからドラマクルーも毎年参加しており、昨年はドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」から俳優でテレビ作家のアイオウ・エディバリー(Ayo Edebiri)とジェレミー・アレン・ホワイト(Jeremy Allen White)が登場した。