松阪鶏焼き肉(三重)が2位 B─1グランプリ台湾大会
日本各地から14団体 1位も三重の津ぎょうざ
台湾・高雄市で開催された「2024高雄聖誕生活節×B─1グランプリin高雄」で、三重県松阪市の市民ボランティア団体「Do it! 松阪鶏焼き肉隊」(ドゥー・イット=森下桂子代表)が見事、シルバーグランプリ(第2位)を獲得した。ゴールドグランプリは津市の「津ぎょうざ小学校」で、県内の2団体がワンツーフィニッシュを決めた。 B─1グランプリin高雄は、21、22の両日に開かれた高雄市恒例のクリスマスイベント「高雄聖誕生活節」の中で、高雄市政府と「ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」(通称・愛Bリーグ)が開催。日本台湾交流協会や、高雄日本人会に所属する日本企業、高雄日本人学校教諭、同市内の大学生ボランティアらが協力した。三重県観光部から公益財団法人日本台湾交流協会高雄事務所に派遣されている松阪市出身の松井未来生さんも、Do it! 松阪鶏焼き肉隊を支援した。 大会には日本各地から、ご当地グルメでまちおこしをする14団体が出展した。食べた後、箸を使って気に入った団体に投票する仕組みは、日本国内での大会と同じ。同じ団体に2本(1膳分)を投じてもよく、1本ずつ別々の団体に投じてもいい。 「津ぎょうざ小学校」と「Do it! 松阪鶏焼き肉隊」に次ぐブロンズグランプリには、愛知県豊川市の「豊川いなり寿司(ずし)で豊川市をもりあげ隊」が選ばれた。 主催者発表によると、2日間で19万9089人が来場。閉幕式で廖泰翔・高雄市政府経済発展局長は「グルメという食文化を通じて双方向の交流ができ、日本と台湾の友情が深まった。高雄市民には、日本へ旅行に行ったら、ぜひ今回出展してくれた団体さんたちの町を訪れて、素晴らしい思い出を作ってきてほしい」と語った。
Do it! 松阪鶏焼き肉隊の森下代表(44)は「台湾は親日家の方ばかり。高雄市長さんにも鶏焼き肉を食べていただきました。台湾にはみそがなく、苦手な人もいると聞いていたので、最初はどうなるかと思いましたが、長蛇の列が途切れることなく大人気でした」と喜びもひとしお。 勝因については「鶏肉は美容にいいということでもともと人気が高く、松阪牛はとても有名なので、松阪と付いているだけでブースに来てもらえた感じもありました。松阪というブランド価値がとても高いと実感しました」と話す。