大阪桐蔭3、4番コンビの徳丸快晴とラマルで計6安打マーク ともに最後の夏へ「やっぱり桐蔭が強いな、と思われるように」
◇29日 高校野球練習試合 大阪桐蔭7―1創志学園(大阪府大東市・龍間ぐりーんふぃーるど) 大阪桐蔭の3、4番コンビ、徳丸快晴外野手とラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(ともに3年)が今春センバツ大会出場の創志学園との練習試合で計6安打をマークし、2年ぶりの夏の甲子園出場へ調子を上げている。 3番の徳丸は4安打の3打点と打ちまくった。1―1の5回1死満塁で右前へ勝ち越し打を放ち、7回2死二、三塁では中前へ2点打を運んだ。 「ランナーが出たら、最低でも僕かラマルでランナーをかえすのが一番。(スイングの)再現性が上がってきて、長打も出るようになりました」 この試合はシングルヒットばかり4本だったとはいえ、徳島、富山、関東での招待試合や練習試合では毎週、2本ずつ本塁打を放ったという。今春センバツに出場した阿南光(徳島)のプロ注目右腕・吉岡暖投手からも本塁打を放った。変化球を見極め、直球を捉えた一発だったという。この春から低反発の新基準バットに変わったが、適応しつつあるようで、高校通算本塁打は38本になった。
一方のラマルは両親がスリランカ出身。右ふくらはぎの故障で今春の大阪大会に出場できなかったものの、この日は2安打を放った。まだ仕上がりは他の選手より「遅れている」と話すが、不安はなさそうだ。試合に出られなかった時期にウエートトレなどに励み、体重は5キロ増の97キロに。「打球が速くなりました。スイングスピードも速く、力強くなった気がします」と胸を張った。 昨夏の大阪大会は決勝で履正社に敗れ、甲子園を逃した。最後の夏へ「やっぱり桐蔭が強いな、と思われるようにやっていきたい」と徳丸。4番を任されるラマルも同じ思いである。
中日スポーツ