ディスカウントスーパー「オーケー」、東大阪・高井田に関西1号店
ディスカウントスーパーを展開する「オーケー」(横浜市)が11月26日、関西初出店となる「オーケー高井田店」(東大阪市高井田本通7)をオープンした。(東大阪経済新聞) 【写真】「オーケー高井田店」売り場の様子 「高品質・Everyday Low Price(EDLP)」を掲げ、首都圏で156店舗を展開する同社。ナショナルブランドは競合店を調査し、地域最安値を目指す。要冷蔵商品以外の飲料は常温で販売し、刺し身のつまは別売りにするなどコストを削減し、特売日を設けず、毎日低価格で商品を販売するのが特徴。 地下1階・地上5階建てのオーケー高井田ビルは、Osaka Metro中央線高井田駅、JRおおさか東線高井田中央駅から徒歩4分の立地で、周辺には「万代」「ライフ」など、地元に根差すスーパーが店舗を構える。オーケー高井田店の売り場はビルの地下1階で、面積は2545.95平方メートル。オーケーの中では18番目の大きさで、大型店と位置付ける。同じビルの2階から4階には192台分の駐車場があり、5階に関西事務所を構える。1階にはテナントの100円ショップ「ダイソー」が出店する。 社長の二宮涼太郎さんは「1階に売り場を作ると今回の地下のような広さの売り場を作れない。2フロアにすると買い物がしにくく駐車場が減るので、地下に売り場を持っていき、分かりやすく広い売り場にした」と話す。 名物商品は、温度管理を徹底した「-50℃超低温凍結まぐろ」、1頭単位で買い付ける黒毛和牛、2023年度に全店で計640万食を販売した「ロースかつ重 カナダ産三元豚使用」、PB商品など。「関東同様、高品質・EDLPでバイヤーがしっかりと吟味した商品を毎日安く販売し、実際に商売をしてみて関西のお客さまの声を聞き、関西で採用したスタッフの知恵を借りながら関西の方に向けた商品開発などをしていきたい」と話す。 同社では、会員になると現金払いで食料品(酒類除く)が3%相当割引になる「オーケークラブ」会員カードを発行しており、今回は当日の混雑を少しでも緩和しようと、1週間前から店舗入り口で事前発行を受け付けた。二宮さんは「手数料200円がかかるが、(オープン前に)3000人ほどのお客さまにカードを作っていただいた。どんなスーパーか分からないのに200円を払ってもらって、そういう意味では期待をしてもらえているのかなと手応えを感じている」と話す。 来年1月には兵庫県西宮市に関西2号店、2025年中に3号店の出店も予定する。二宮さんは「まずは、大阪・兵庫で足場を固めたい」と話す。 営業時間は8時30分~21時30分。
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