阪堺線の恵美須町停留場100メートル南へ移設 旧駅舎最後の夜に別れ惜しむ人の姿も
阪堺線の恵美須町停留場100メートル南へ移設 旧駅舎最後の夜に別れ惜しむ人の姿も
大阪市浪速区の「阪堺線 恵美須町停留場」駅舎が1日、新駅舎に移設された。旧駅舎の最後の日となった1月31日夜には、カメラを持った多くの人が旧駅舎最後の姿を写真におさめる光景が見られた。 【映像】阪堺線・旧恵美須町停留場 1月31日最後の夜に多くの人が
阪堺電気軌道の発表によると、旧駅舎から約100メートル南側に新駅舎が建ち、1日から供用が始まった。旧駅舎は2018年の台風21号により屋根が飛ぶなど被災。バリアフリー化による利便性向上を目的に新駅舎が建設された。
1月31日夜には、旧駅舎の最後の光景をカメラにおさめようと、多くの人が訪れていた。この駅舎に思い出があるという西成区在住の大学生の男性(21)は「今宮戎神社へ行く時に乗った思い出があります。いつも横目で見ていたけど、最後と聞くと来てしましました」と話していた。
同社では、1日から恵美須町・新今宮駅前の両停留場に副駅名を設定。恵美須町には「通天閣前」、新今宮駅前には「新世界前」と設定した。副駅名設定による乗車券類および駅ナンバリングの変更等はないとしている。