衆参議員会館でお掃除ロボ稼働中 目指せ省力化、議員も興味津々
国会議事堂に隣接する東京・永田町の衆参両院議員会館で、業務用のロボット掃除機が稼働している。清掃を担う会社が導入を提案したのがきっかけで、行き交う議員もロボットの様子を交流サイト(SNS)に投稿するなど興味津々。省力化の好例となるかどうか、試行錯誤が続いている。 「朝早い議員会館で、よく見るとロボットがお掃除してくれていました」。自民党の上月良祐参院議員は2024年5月、ロボットが自走する動画をブログに掲載した。立憲民主党の神谷裕衆院議員も9月、X(旧ツイッター)に「一生懸命なお掃除に感謝です」と廊下を清掃するロボットの様子を投稿した。 衆参でロボットの種類は異なる。衆院側は人工知能(AI)搭載で、掃き掃除やモップ掛けなど四つの機能を持ち、床の材質に応じた清掃が可能。参院は掃き掃除に特化し、主に石造りのエントランスの清掃に利用されている。いずれも高さ約65センチ、幅約50センチの四角型だ。
現時点では、人力による清掃作業後の仕上げとして使い、大幅な省力化や経費削減にはつながっていない。