あまりに期待ハズレ…。J2リーグ、2024年のガッカリ新戦力(8)合計プレー時間40分…。さすがに厳しすぎた23歳
2024シーズンの明治安田J2リーグが終了した。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんだケースもある。今回は、今シーズンJ2のクラブに加入した選手で期待通りにいかなかった選手をピックアップして紹介する。※各データは『transfermarkt』を参照。
DF:マテウス・モラエス 生年月日:2001年3月6日(23歳) 所属クラブ:ベガルタ仙台 2024リーグ戦成績:8試合0得点0アシスト マテウス・モラエスは、2023シーズンに横浜FCでJ1リーグ17試合に出場したブラジル人DF。188cmの長身とスピードを兼ね備えた守備者で、J2のベガルタ仙台にとっては即戦力の助っ人として期待されていたが、2024シーズンは不本意なシーズンに終わった。 開幕当初は3試合連続で後半途中からの短時間出場を果たしていたが、その後はベンチ外が続く状況に。チームの中での立場が不透明になる中、5月に仙台が左ひざの手術を受けたことを発表。クラブからは「以前から違和感のあった箇所」と説明があり、これが出場機会が減った理由だと判明した。 手術による長期離脱を経て、8月31日の第29節いわきFC戦で復帰を果たしたが、出場はすべて後半のラスト数分間に限定され、リーグ戦の総出場時間はわずか40分にとどまった。十分なプレー機会を得られないままシーズンを終えたことは、クラブ、選手双方にとって誤算だっただろう。 高いアスリート能力を持つモラエスは、万全のコンディションであればもっと出場機会はあったはず。J2上位6チームの中で最も失点が多かった仙台にとっては、モラエスの不在が痛手だった可能性もある。もしフル稼働できていれば、守備面の安定に寄与したかもしれない。 モラエスの加入1年目は不本意な成績に終わったが、まだ23歳の若手であり、2年目以降に期待したい。まずは本来のコンディションを取り戻し、定位置獲得を目指すことになりそうだ。
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