ジュビロ応援グッズ、ラグビーボール型けん玉… 磐田市、ふるさと納税返礼品を拡充 地元スポーツクラブと連携
磐田市は地元スポーツクラブと連携し、ふるさと納税の返礼品を拡充している。サッカー・ジュビロ磐田の応援オリジナルグッズとしてアパレル90種類を追加した。「スポーツのまち」らしさを生かしたラインアップで歳入増を狙うとともに、クラブ経営の支援にもつなげる。 市への寄付額は、9・6億円だった2021年度から2年連続で減収し、23年度は5・1億円まで落ち込んだ。メロンやウナギのかば焼きなど人気の食品系以外の返礼品を充実させ、まちづくりに生かす財源を増やすため、「市外にもファンが多いスポーツクラブの魅力を生かす」(産業政策課)戦略を打ち出した。 ジュビロの返礼品はパーカやTシャツ、トートバッグなど、普段着にも使えるおしゃれなグッズがそろった。寄付額は8千~3万円。博報堂が開設したスポーツファン向けのふるさと納税ポータルサイト「マイメガホン」で受け付けている。通常購入もできる。寄付金はホームタウン推進事業に活用する。 また、ラグビーの静岡ブルーレヴズと地元の木材加工会社「銘木堂」がコラボレーションしたラグビーボール型けん玉(寄付額2万6千円)や、選手のサイン入りTシャツ(同2万円)などを個数限定で返礼品に追加した。「さとふる」などで申し込み可能。 同課は「試合以外でもクラブを応援したい人のニーズを取り込み、地域とクラブ両方を活性化させたい。他のクラブとの連携も検討したい」としている。
静岡新聞社