ホンダが4代目「シビック・タイプR」を世界初公開。FF世界最速のホットハッチは、428万円で750台の限定販売【今日は何の日?3月3日】
ニュルでFF最速の称号を獲得した4代目タイプR
4代目タイプRは、日本発売前の3月にドイツのニュルブルリンク北コースでタイムアタックを実施。タイムは、それまでのルノー「メガーヌRS272トロフィーR」の記録を4秒上回るFF量産車最速となる7分50秒63を記録。限定販売台数の750台は、このニュルブルリンクのタイムに由来している。 2017年には、5代目タイプRが7分43秒8で記録を更新したが、2019年にメガーヌRSトロフィーRが7分40秒1で再びFF最速の座に返り咲き、その記録は3年ほど破られることはなかった。 しかし、2022年9月に発売された新型(6代目)シビック・タイプRが、2023年4月に7分44秒881でFF最速記録を更新。タイムは5代目より約1秒遅いが、これはタイムアタックの公式区間が正式に定められ、これまでよりスタート地点が230m手前になったため。ちなみに、メガーヌRSトロフィーRの最速タイムは、正式な区間では7分45秒389になるそう。 ・・・・・・・・・ 4代目シビック・タイプRは、ホンダが本気を出してFF車世界最強を狙ったタイプRの中でも特別なモデルだ。ちなみに最高出力310PSは、当時のホンダ・タイプRシリーズの中でもトップのパワーだった。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れない。
竹村 純