「この子を連れて帰らなきゃ」夢で見た“天のお告げ”が現実に 怖がりでソファの下に隠れていた猫は、家族のかけがえのない存在に
離れても続く絆とこれから
ひゃくちゃんを迎えてから、生活にも変化がありました。時間に正確で、朝は必ず6時40分に起こしに来ておやつを催促します。 「私が外出する前にはマタタビをもらい、帰宅後はごはんをもらうのがルーティンになりました。生活が規則正しくなりましたね」 現在、飼い主さんはひゃくちゃんと一緒に暮らしていません。子どもが大学進学を機に家を出ることになり、ひゃくちゃんも一緒に引っ越しをしました。 「私は子育てがひと段落してホッとする一方、ひゃくちゃんがそばにいない生活に寂しさを感じています。子どもが毎日、ひゃくちゃんとの暮らしぶりを写真や動画で送ってくれるので、それが楽しみのひとつになりました」 飼い主さんのお子さんは、ひゃくちゃんがそばにいることで学業などに励むことができているそうです。 「“ひゃくちゃん効果”はすごいなと思います。私は離れて暮らしていますが、これからも子どもとひゃくちゃんの凸凹共同生活を見守りつつ、応援していくつもりです」」 ひゃくちゃんが届けてくれる小さな幸せは、家族の心をそっと温め続けています。新たな環境でも、その穏やかな時間がずっと続いていくことを願わずにはいられません。これからも、ひゃくちゃんの優しさが大切な人たちの力になりますように。 (まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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