「歩いて楽しいまち」めざし米子市の駅前通りで11月に実証実験 車道の一部がイベントスペースに変身
山陰中央テレビ
歩いて楽しい街でにぎわいを生み出します。JR米子駅前の車道の一部をイベントスペースなどに、活用中心市街地ににぎわいを生む実証実験が、11月に行われることになりました。 米子市・伊木市長: 駅前の通りを単に通過するだけはなく、ちょっと滞在して食事などをしながら楽しく過ごせる場所を作っていこうということで、この度の実証実験をさせていただく。 米子市の伊木市長は、17日の定例記者会見でこのように述べ、米子駅前通りで車道空間を活用したにぎわいづくりのイベントを、11月に実証実験として開催すると発表しました。 米子市は、2023年7月に米子駅の南北自由通路「がいなロード」が完成したのをきっかけに「歩いてたのしいまち」を進めていて、駅前通りでは、2023年に続いて実証実験が行われることになりました。 米子市・伊木市長: どんどん乗ってくださいと働きかけても、公共交通に乗るきっかけとか動機づけがないものですから、なにか楽しいという要素を折り込みながら目的を果たしていきたい。 「歩きたくなるまちづくり」、公共交通機関の利用促進も狙いのひとつです。 櫃田優果記者: 米子駅前通りの片側2車線の道路のうち、1車線に実験的に人工芝やデッキが設置されます。 実証実験は11月9日と10日に行われ、駅前通りの2か所で、それぞれ約60メートルの区間で車道の一部をイベント空間として活用、飲食も楽しめるイベントを開催します。市は実証実験の事業費として2300万円余りを計上、車線減少による交通への影響などを調査し、今後「歩いて楽しいまち」の実現に向け検討を進めることにしています。
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