全長4.2m! ホンダの「“MR”スポーツカー」がスゴイ! 400馬力超え「直4」&900kg以下の超軽量ボディ採用! 斬新「左右対称“内装”」もカッコイイ「スポーツVGT」とは
400馬力越えのスーパーカー!
リアルな挙動やCGで人気のレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」。本作品には世界各国の自動車メーカーと協力して作成されたコンセプトカーシリーズ「ビジョン グランツーリスモ」が登場します。 【画像】超カッコイイ! ホンダ「“MR”スポーツカー」を画像で見る(30枚) 今回紹介するレーシングカーはホンダ「スポーツ ビジョン グランツーリスモ」です。
グランツーリスモは、1997年に登場したプレイステーションのレーシングシミュレーションゲーム。精巧な車両グラフィックなどから人気を集め、ナンバリングタイトルだけでも「グランツーリスモ7」まで登場。2023年には実写映画にもなっています。 今回紹介するのは、ホンダ協力のもと作られたスポーツ ビジョン グランツーリスモです。 ボディサイズは全長4250mm×全幅1845mm×全高1195mm。実在するスポーツカー「NSX」のボディサイズは全長4535m×全幅1940mm×全高1215mmなので、NSXを一回り小さくしたような車両になっています。 エクステリアはワイド&ローな迫力あるスタイル。同じくホンダのスポーツカーである「S660」やNSXに通ずるものを感じます。 インテリアでは、非円形のステアリングホイールや、左ハンドルと右ハンドルのどちらでも生産しやすいような、左右対称のダッシュボードが特徴的です。 パワートレインは、2.0リッターターボエンジンと8速デュアルクラッチトランスミッションの組み合わせ。最大出力409馬力、最大トルク40.8kgf-mを発揮します。駆動方式はMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)です。 ボディの材質にはカーボンを多用。硬質さのある形状とは裏腹に、ウェイト自体は899キロに抑えています。また、空力性能は特に注力されており、シミュレーションだけでなく、実際の風洞テストも行われています。 公式サイトによると、本車両には「ホンダのデザインダイレクションである『Human Center Design」、すなわち人間中心という考え方が、クルマの骨格を決定する人の乗せ方やエンジン、タイヤの配置といったパッケージデザインに具現化されている」とのことです。
鈴木伊玖馬