10日(水)は、35℃以上の猛暑日になる所は少なくなりますが、雨の降るエリアは広がる見通しです。また、11日(木)以降も梅雨空が続き、梅雨末期の大雨となるおそれがあります。

10日(水)は太平洋側でも激しい雷雨

10日(水)午後1時の雨の予想

　9日(火)は全国65地点で35℃以上の猛暑日となり、危険な暑さが続いています。10日(水)は前日より猛暑日になる所は少なくなりそうですが、今後は雨のエリアが拡大する見通しです。 　梅雨前線や低気圧の影響で、すでに山陰、北陸や東北日本海側を中心に大雨になっていて、10日(水)にかけても同じような所で雨が続くでしょう。また、低気圧や前線に向かう南からの湿った空気の影響で、太平洋側にも雨の範囲が広がり、局地的には激しい雷雨となるおそれがあります。

予想される24時間降水量

　10日(水)午後6時までの24時間に降る雨の量は、多い所で北陸80ミリ、東北と中国で60ミリの予想です。その後11日(木)午後6時までの24時間に、多い所で東北120ミリ、北陸100ミリとさらに雨の量が増えて大雨が続くおそれがあります。大雨による土砂災害、低い土地の浸水や川の増水・氾濫などに厳重に警戒してください。また、太平洋側では落雷、竜巻などの激しい突風などに注意が必要です。

35℃下回る所多いがジメジメ蒸し暑い

10日(水)の天気と予想気温

　10日(水)の最高気温は、日差しがいくらか届く東京都心では35℃と猛暑日が予想されています。そのほかでは雨が降る分、35℃を下回る所が多くなるでしょう。それでもジメジメとした不快な蒸し暑さです。昼夜問わず、熱中症対策は怠らない方がいいでしょう。

この先は梅雨空続く　雨足強まるおそれも

この先一週間の天気予報

　11日(木)以降も35℃を下回る所が多いですが、梅雨らしい不快な蒸し暑さが続きます。なお、しばらく梅雨前線が本州付近に停滞しますので、梅雨空が続くでしょう。梅雨末期の大雨となるおそれもありますので、今後も最新の情報に気をつけた方がよさそうです。 （気象予報士・鈴木悠）